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カラダがヨロコブ健康エキス 2010

目次
1 はじめに
動機
出会い
気功体験
東洋医学と西洋医学
2 現代の食の問題点
マクガバンレポートの衝撃
メタボリックシンドローム
宇宙飛行士毛利さんの食事法
トランス脂肪酸の問題
砂糖の摂り過ぎ
食品添加物の問題
3 癌という病気
癌の好む食品
QOLを大切に
4 健康への提案
自然な食品を求めて
奇跡のリンゴ
気功体験
東洋医学でいう腹の健康
機能性食品、栄養補助食品の必要性
医聖ヒポクラテスの提言
酵素学との出会い
5 健康とは
食生活の改善
運動
睡眠
排泄
メンタルケアー
6 まとめ
五感を大切にする時代
本文
はじめに
健康について、10年間この仕事に携わって学んだり、体験したことをまとめてみようと感じまして、筆をとりました。 これからの皆様の健康に少しでも役立てば、幸せです。
最初に確認しておきたいのは、いちばんよくないのは丸のみです。これから書かれた内容もぜひ正しいかどうかご自分で検証してほしいと思います。 日本人は権威に弱いといわれています。どこどこの大学の先生が言ったから正しいとか、肩書に弱い点があります。ご飯も、咀嚼しないと、 吸収しないと同様に、確かめ検証することが大切だと思います。ぜひ読者の方も是非、確認していただければ幸いです。
ギリシャの聖賢ソクラテスは、無知の知を唱えました。これは、人間の愚かさを示すものだと思います。まず、『我々は無知であることを知ること』が 学びの第一歩ではないかと思います。
また以下の内容は、科学の発展や、さまざまな研究によってこれから変化するものであると思います。
動機
私は、30代後半会社勤めをしている中、ストレスなどによって、朝スムーズに起きられない日が続き、疲れやすくなってしまいました。 もともと消化器系が弱く、下痢や便秘が繰り返すような食生活を送っていました。また、極度の冷え症で、夏でもランニングシャツは、 着ないで半袖の下着を着ていました。冷房はからだが冷えるので苦手でした。外食が多いので、食生活は乱れていました。そんな中、少しずつ腹回りに肉がついて、 当時多分内蔵脂肪がかなりついていたと思います。あまり健康診断にいかなかったので、データとして残っていませんが、いま考えるとかなり悪い状態でいた と思います。20代や30代は無理しても、何とかやっていけましたが、40代になると疲労がたまりやすいと感じていました。多分そのような生活を繰り返していれば、 50歳には満たない当たりで、何らかの疾病になっていたと思います。
出会い
友人の紹介で小橋規實男先生に出会い、食生活の勉強をするようになりました。最初は、とても良い話だと思いましたが、 実践まではなかなかできませんでした。あまり自分の問題として考えられなかったからだと思います。実践しないので、身体が良くなるわけはありません。
しかし少し経ってから、日本中を回られて、自分を克己して食生活改善に努めておられる先生の姿に感動しました。そこで、小橋先生が提唱している食事法を、 少しずつ実践しました。やればやるほど、体長は少しずつ改善したように思います。特に食生活を改善するため、外食はなるべく控えて、 和食に変えて、好きな焼き肉も控えていきました。
気功体験
そんな中、友人の紹介で、気功の先生と出会いました。この先生は、気を飛ばすことができる方で、隣の部屋に気を飛ばして、 病気を治すことができます。また、日本の時刻と場所を指定すれば、気を飛ばすことができます。気というものを初めて実感して、 その重要性を実感しました。小橋先生が開発したシャトルも、この先生が見ると白っぽい光が出ていると見えるそうです。この先生の研修会では、 気を感じることがすぐにできました。病気とは、気の病というように、気を元の状態に戻せば、元気になるのです。東洋医学では、気と水と血の三毒が 重要だといいます。そして、この三つが汚れると病気になるといいます。気だけではなく水や血も重要です。研修会でおもしろい実験をしました。 中央に、一人を囲んで10人ぐらいいたと思いますが、囲みますそして、中央の人が、もし足が痛かったと思いますが、みんなで手をつないで、 その人の足が良くなるように念じるのです。そして、体を振るわせながらです。その先生に言わせると細胞をふるわせることで、 それが気の力を生むといわれました。実際やってみると、痛みが消えていたのです。
太陽からも気が出ているようです。ですから人間にはこの太陽の光にあたることがとても重要です。ですから日照権の問題は死活問題です。 朝一番の太陽の光は、特殊な波動を持っているので、生命力を高めるといわれます。
東洋医学と西洋医学
東洋医学は、中国または、インドが発症になると思いますが、何千年の歴史があります。東洋医学の観点は、健康や病気を包括的にまたは、 全体的にとらえることあります。これに対して、西洋医学は、パスツールが細菌を発見したのが発祥だとだといわれていますが、観点は、 物事を部分的にとらえる傾向にあります。がんの治療を一つとっても、東洋医学では、食事法や気功などの力を使いますが、西洋医学では、 癌の部分を切り取るといる方策を使います。これからの医学は、両方を取り入れてバランスよく治療していく方法がベストではないかと思います。 
2、現代の食の問題点
マクガバンレポートの衝撃
1975年アメリカのフォード大統領は、アメリカ合衆国上院栄養問題特別委員会を設置しました。当時のアメリカは、医療水準は、高いのですが、 生活習慣病が急増して、国の医療費が膨れ上がっていました。そこで、ジョージマクガバン氏など、有力議員も参加して、3000人の専門家を集めて、 2年の歳月を費やして、栄養と医療についての研究調査を施行しました。日本ではほとんどのマスコミは、この内容を発表せずに見過ごしました。結果の大筋は、 次のようになります。
1、 現代病の原因の多くが、食べ物の質の悪さからくる。
2、 食事からいつのまにか、栄養素が消失している。
3、 ビタミンとミネラルの不足が目立つ。
4、 栄養学に対して、医学者のほとんどは素人だった。
5、 病気を治すのは薬ではなく、自己治癒能力を高めるための正しい栄養素の補給である。
6、 現代の農業においては、土そのものに栄養素が含まれておらず、必要な栄養素を十分摂取できない。
 この結果を受けて、アメリカでは、ビタミンやミネラルなどのサプリメントブームが始まりました。また、アメリカでは、癌による死亡率が、 1992年ごろから低下しています。
 現代の一般的な栄養摂取のバランスを考えると、脂質や炭水化物は過剰摂取に陥り、逆にビタミン、ミネラル、アミノ酸類の摂取が不足している状態にあります。 その中でも、特に、ミネラルはかなり不足している状態です。ノーベル賞を2度受賞した化学者であるライナスポーリング博士は、『すべての病態、 すべての病弊、全ての病気を追及するとミネラル欠乏にたどりつく』と述べて、健康を維持するには、72種類のミネラルが必要であると提唱しています。 最近の若者は、よく『キレる』と言われます。秋葉原では、真昼の何の罪のないひとが、青年によって刺された事件が思い起こされますが、最近栄養学の分野では、 少年院に入っている少年に不足している栄養素をサプリメントで補給したところ、院内のトラブルが40%も減少しました。また、非行少年が、 よくジャンクフードや清涼飲料水などを常食しているというデータもあります。栄養素が不足すると、体の代謝が悪くなり、何かイライラする状態に入り、 結果的に暴力に走ってしまうようです。
メタボリックシンドローム
メタボリックシンドロームとは、代謝異常症候群のことです。高血圧、高脂結晶、内臓脂肪型肥満、高血糖のうちどれか、三つあると、 3大生活習慣病(糖尿病・心臓病・がん)であるリスクが高くなると警告を発しています。この四つは死の四重奏と呼ばれます。高血圧の人が、降圧剤を飲んで、 一時的に、血圧を抑えたとしてもそれは氷山の一角で、代謝機能の不調を改善しないと再発の可能性が高いということです。つまり、 生活習慣など根本的な問題を解決しないと駄目だということです。
特に肥満は、重要で、アメリカでは、肥満であると就職や出世に響きます。以前ニュースで、体重が500kgになってしまって家から出れなくなって救急車などで 病院に運ばれたニュースがありました。これは極端ですが、男性は腹回り85cm以上、女性は、90cm以上は要注意です。ただこれは目安なので、 痩せていても内蔵脂肪が多く、内臓機能低下をもたらす危険性が大きいです。
日本ではメタボと疑われる人は、約5人ひとりで、そのうち1620万人が糖尿病予備軍、そしてその60%が発症するといわれています。糖尿病は、 先天的なものもありますが、後天的な原因で起こるものがほとんどです。飽食の時代の副産物だと言えます。炭水化物の摂りすぎによって、 膵臓の機能が麻痺してしまうのが、おおよその原因です。糖化ヘモグロビンの値が、10位になると入院やインスリンの注射を打つようになります。 インスリンを打つと膵臓の機能が低下してしまい、インスリンを出すことをやめてしまします。一生インスリンを打ち続けないといけないことになります。
糖尿病の恐ろしいことは、合併症で、眼底出血、白内障や緑内障、網膜剥離、失明、動脈硬化、腎臓機能低下、神経障害、血行が悪くなり、 足の先が壊死します。毎年約3万人の方が足を切断しています。
宇宙飛行士毛利さんの食事法
宇宙飛行士の毛利さんは、今は誰でも知っておられると思いますが、アメリカに行って訓練中に、食生活が、アメリカ食に変わり、 肉などを中心とする、脂肪の多い食生活になったのです。そんな中、LDLコレステロールが200になり、このままいたら健康診断で体に問題ありと 認定されて、宇宙にでることはできなくなってしまうと恐れがありました。NASAでは、220になると、宇宙に出ることはできません。 毛利さんは真剣に食生活改善を考えたそうです。それで、フライドチキンやナマズのフライなどの肉を摂らないようにして、豆や雑穀をとうもろこし中心 としたメキシコ料理を意識的に摂る様にしたところ、みるみるコレステロールの上昇が改善して、体も楽になっていったようです。食生活は、 体にとても影響を与えると思うのです。ですから、欧米の食事がどれほど、体に負担になるかがお分かりいただけたと思います。
トランス脂肪酸の問題
最近気になる問題にトランス脂肪酸の問題があります。トランス脂肪酸は、自然界に存在がすくない油で、代謝しづらい油の一つです。 これに比べてシス型脂肪酸は、自然界に多く存在して、代謝しやすい油です。ごま油ひとつとっても、一番搾りと呼ばれるゴマをただ集めて圧搾してつくる 昔ながらの製法でつくった油は、体にとっても代謝しやすい油です。しかし、トランス型の油は化学合成された油なのです。 現在この油を使用した商品として、ショートニング、クッキー、ポテトチップス、スナック菓子、ケーキ、マーガリン、コーヒーフレッシュ、 サラダ油類があります。トランス系の油を使用すると、脳卒中や心筋梗塞や糖尿病になる確率が高くなることが判明しています。 ニューヨークではきびしい規制ができて、レストランなどもトランス系の油を使用することを制限しています。現在は、共働きの家庭が増えて、 お母さんは短時間で料理をつくらなければいけないので、当然、油で焼いたり揚げたりする料理を多くするようになりますトランス系で、 しかも焼くと酸化するためにですから、毎日摂取された油は、過酸化脂質として体にたまっていくわけです。これが、さまざまな病気の原因になっていくわけです。
油のもう一つの問題は、リノール酸系の油の多様です。現在合成化学の発達で、リノール酸系の油、(サラダ油、オリーブ油、天ぷら油、マヨネーズ、紅花油など) の摂り過ぎが動脈硬化やアレルギーの原因になり、悪玉コレステロールの増加につながっています。これに対して、αリノレン酸系の油はほとんどとらなくなっています。 αリノレン酸は熱に弱い性質があり、酸化しやすいのが特徴ですが、体内に入ると、EPAやDHAに変化して善玉コレステロールの増加を促し、 生活習慣病に予防につながります。αリノレン酸系の油(亜麻仁油、チアシードオイル、青魚やマグロなどに多く含まれる)を多く摂取しましょう。
砂糖の摂り過ぎ
小橋先生も特に血液をよごす食べ物として、砂糖を上げています。砂糖は、ブドウ糖と果糖がくっついた二糖類に属します。 消化する段階で、厄介なことに砂糖はなかなか消化することが難しいということですいわゆる消化酵素を余計に使用してしまいます。消化酵素は酸性なので、 体が酸性に傾いてしまいます。現在の白砂糖は、サトウキビを原産として、化学的に合成して、純度99.9%化学薬品と同じようなに精白されていますので、 ビタミンやミネラル分が欠如しています。よってとても常習性が有るために、中毒のように必要以上に摂取していまします。
東洋の天才正食研究者、桜沢如一先生は、『砂糖は、近代工業文明が、極東やアフリカに投げ込んだ最大の罪悪である。アヘンよりも致命的であり、 死の灰より危険である。』と述べています。
砂糖を摂ると、砂糖という一種の化学物質に対して体が対応していない為に、急激に高血糖になります。膵臓からインスリンが多量に分泌されるため、 今度は低血糖に陥ります。これを何度も繰り返すことにより、膵臓の機能が低下してしまいます。さらにこれが悪化すると糖尿病になってしまいます。
砂糖は、口の中に入れると消化するときに歯にねばりついてしまいます。これが、虫歯の主要な原因にもなります。これは、 分解するときにデキストランという物質が発生します。これが粘着性があるためです。
現在の加工食品をみると、多くに砂糖が混入されていますので、排除することは無理でしょう。砂糖はほどほどに少なめにとることをお勧めします。 また、今は代用品の果糖があります。
食品添加物の問題
食品添加物の問題は深刻です。現在、加工食品には、無数の添加物が使われています。独身のサラーリーマンが一日にとる添加物の量を 予想してみましょう。独身なので、すべてスーパーやコンビニで購入したものを食べたとします。朝食にハムサンドイッチ 昼食は、コンビニ弁当  インスタントコーヒー 夕食はカップめん、おにぎり、パックサラダを食べたとしましょう。これらを合計すると、約80種類の添加物を食べた結果になります。
よく喫茶店に行くと気軽に使うコーヒーフレッシュ小さな容器に入っています。この作り方は、まず水と油を乳化剤でとかすと白濁します。 増粘多糖類でとろみを付けます。さらに色は、カラメル色素を付けるとクリーム色になります。匂いは香料で牛乳の香りにするわけです。そのほか、 多数の添加物を使用して一滴の牛乳を使用せずに、ミルク風サラダ油が、ミルクのように販売されています。このようなことは氷山の一角で、 何百種類の添加物を使用しているわけです。表示義務などありますが、一般の人は、何が入っているか分からなくなっています。もちろん添加物の安全性は ひとつひとつ検査されているので、それを食べてすぐに死ぬようなことはありませんが、長期的に摂った場合などどうか、 また、複合的に多数で摂った場合の調査は行われていません。
3、癌という病気
癌は、現在日本では死亡率の高い病気になっています。約3人に一人ががんで亡くなっています。50、60代での死因の50%以上が癌で亡く なっています。たまに、健康食品を購入される方の中には、実際にがんの方も多くいます。人間は、死を免れることはできません。必ず死ななければ ならないのですが、問題は安らかに死を終える大往生できるかにあるのではないかと思います。様々な病気で亡くなるのですが、 癌は痛みがひどいのが特徴です。あまり痛まない時もあるのですが、大体は痛みます。寝れないほど痛いので、モルヒネなどの麻酔でごまかしますが、 副作用があります。現在の医学は、ほとんどが抗がん剤を使用しますが、この抗がん剤の発見は、アウシュビッツで使用した毒ガスが元になっています。 いわゆる毒をもって毒を征するわけです。ですから、癌細胞を殺しますが、正常な細胞まで殺してしまうために、副作用に苦しむことになります。 正確には、正常な細胞は確実に殺し、癌細胞は当たり外れがあります。副作用は、消化器系に出やすく吐き気や、食欲不振に陥り、激やせすることになります。 特に癌細胞と戦ってくれる一番の味方の免疫細胞がやられてしまいます。まさに、戦争で敵も倒すために、味方も犠牲にしていくような皆殺しの戦略がこの方法です。
癌の好む食品
広島大学 横路(よころ)先生の研究で、面白いことが、分かりました。癌の細胞の研究で、ある食品は、癌細胞エサになり、 抑制したほうが良いという結果が出ました。肺癌のマウスに1ヶ月、肉と乳製品を食べさせたところ栄養素は、正常な細胞には行かずがん細胞ばかりに 行っていました。癌を肥大化させる原因になっていたのです。また別のマウスで、今度は、魚、貝、野菜、卵の日本食ばかり食べさせたところ、 栄養素は、正常の細胞に全部行っていました。このことから、癌の患者さんには、肉と乳製品は、厳禁で睡眠を十分に取り、日本食を摂ることが大切で あることが分かったのです。
アメリカのハーバード大学で、癌の研究がなされていますが、1995年の調査で癌の主要な原因が、食事であるという研究結果が出ています日本では、 癌にかかると、すぐに薬の治療が始まりますが、食事指導という視点はありません。
QOLを大事にする
QOLとは、最近つかわれる言葉で、クオリティー オブ ライフということです。つまり生活の質の問題で、癌の病気で、 抗がん剤を服用します。医者からこれを飲まないと、3か月しか持ちません。飲めば6か月持ちますと言われたとします。大体の人は、 何としても生きたいので抗がん剤を飲むようになるのです。それで抗がん剤の副作用で苦しみながら、生活もやっとしながら6か月後のなくなるわけです。 生活の質は極端に落ちてしまいます。飲まなかった場合は、痛みはモルヒネで緩和して、好きなことをやって3ヶ月後に亡くなるわけです。 しかしこの場合生活の質からみると、飲まないほうが、質は良いので楽に亡くなっていくわけです。3か月の差はありますが、 私は質の方を取っていきたいと考えるのです。これは、人生観なので強制はできませんし、また抗がん剤を打ちながらでも生活を向上させる方法が あるかもしれません。いずれにしても、最後は喜んで、往生したものだと思います。いずれにしても、QOL(生活の質)を下げずに人生を楽しみながら、 一生を終えることがベターな選択ではないかと思います。夕張市は財政破綻した都市として有名ですが、ここの病院では、 QOLを大切にする治療法が行われています。ベッド数が足りないために、薬を最小限にして入院しないで、自宅で治す療法です。 回復がすぐに見込めない患者の中には、自宅で家族に見守れながら亡くなっていく方もおられます。
4、健康への提言
自然な食物をもとめて
現代では、加工食品が多く販売されて、自然なものが少なくなっています。野菜一つをとっても、農薬や化学肥料を使用しているために、 生命力が弱くなっています。また、土壌も汚染されているために、よい野菜ができなくなっています。土壌に含まれる栄養素が現在ではかなりの 減ってしまっています。ミネラル一つをとっても50年間に日本とくらべて十分の一になってしまっています。また化学肥料(N,P,S)を 多量に使用するために成長は早いのです。しかし、栄養素が十分なものができません。有機肥料ならだいじょうぶという方もいますが、最近有機肥料は、 土壌成分のショウ酸性窒素の濃度を高めてしまい、人間が野菜から吸収してしまうと、さまざまの疾病の原因になっているといる研究が発表されています。 東京都で調べたデータでは、チンゲンサイに含まれる硝酸性窒素の量が、WHOの基準値を超えているのです。硝酸性窒素は、体に入ると亜硝酸塩に変わり、 そして動物性蛋白質と一緒になると、発がん性物質であるニトロソアミンに変化します。ショウ酸性窒素は、牛や豚の糞尿にも多く含まれているために、 畜産業が盛んな県に、癌が発生する確率が高いといる学者もいます。面白いことに牛は、糞が多く含まれるところに生える青い草は、食べないようです。 動物は本能で気づいているようです。
奇跡のりんご
奇跡のりんごは、青森県で、完全無農薬、無肥料でりんごを作り上げた、木村秋則さんの話です。NHKのプロフェッショナルとい番組で 農家の方で初めて出演されて、有名になりました。このリンゴは、やはりとてもおいしいのはもちろんのこと甘いだけではなく自然の酸味があります。 昔のみかんは、酸っぱさがありましたが、いまは甘いだけになってしまいました。木村さんのリンゴが何よりもすごいのは、腐らないということです。 一年置いても、腐らず最後はドライフルーツになるようです。自然農法で作った野菜は腐らず、枯れるのが原則のようです。木村さんは、 8年間毎日、畑に立ち朝から晩まで、働いてやっと林檎をつくることに成功しました。このようなリンゴがたくさんあれば、食生活の問題も解消されるでしょう。 しかし、一般の人が木村さんと同じことはできません。多分不可能に近いのです。日本には農地法があり、一般の人は農地を使うことが困難です。 政治も将来のことを真剣に考えてほしいと思います。
東洋医学でいう腹の健康
東洋医学では、腹がとても重要な機関と思われていました。腹に心があると思われて、腹黒いとは、意地が悪いとか、腹が立つとは、 癪に障る意味があります。確かに、西洋医学でも内臓はとても重要です。また、腸は、栄養が吸収される器官であるので、とても重要です。 最近、よみがえる千島学説という本が復刻されましたが、血液はどこでできるかという問題があります。現在の医学では、脊髄からできるといわれています。 ところが、千島学説では、腸から血液ができるといわれています。腸と脊髄は何らかの関係があり、製造されるとみるべきでしょう。血液は、 まさに食物が分解されて、もう一度合成されてできるわけですから、その食物を吸収する部分はとても重要な機関であることは間違いありません。 現代ではこの腸の状態が悪いというのです。とくに汚れが目立つところが大腸です。腸相というのもがあり、腸の状態を表します。 この腸相をよごす食べ物があるようで、とくに、動物性蛋白質は、具体的には、肉類、魚、卵、乳製品などですが、腸の中でアミノ酸は、 インドールやアミン、アンモニヤなどに分解されます。これらの物質が、発がん性物質や炎症を起こす毒素になってしまいます。 またこれらの毒素を、無毒化するために肝臓にかなりの負担がかかります。肝臓が解毒できないと、毒素は再び体に入ってしまい、自家中毒を引き起こします。 肉を食べて、食物繊維が不足すると、腸の内壁に憩室ができて、停滞便や毒素がたまりポリープや癌の原因になります。ですから、 動物性タンパク質は、控え目に摂る事をお勧めします。
腸内細菌は、100兆匹もいるといわれていますが、便の3分の1は腸内細菌です。腸内細菌は善玉菌、中間金、悪玉菌に分かれますが、善玉菌が多いと酵素を 同じような作用があり、腸内環境は良い状態になりますが、肉などの動物性蛋白質は、悪玉菌が好んで食べます。悪玉菌が増えると中間菌も悪玉に変わり、 腸内環境は状態になり酸化して腐敗が始まります。それで、おならが臭くなるのです。ですから、善玉菌が喜ぶのは、食物繊維といわれるもので、 善玉菌の住み家といわれます。善玉菌の代表的なものにビフィズス菌があります。ビフィズス菌の作用は、便秘の解消、細菌感染の保護、腸内腐敗を抑制、 免疫力を高める。ビタミン合成などです。これら、食物繊維は、穀物や野菜、海藻などに多く含まれます。これら食物を酵素で分解して作ったオリゴ糖は、 ビフィズス菌の大好物です。
機能性食品、栄養補助食品の必要性
現在たべている食品に、栄養素が減少しているので、我々はそれらを補給しなくてはならい。そのために、ここに栄養補助する食品の存在価値があります。 現在、健康食品が販売されています。インターネットで、多くの食品が販売されています。私の仕事は、数あるものから良いものを選び、 提供することだと思っています。実際、推奨する健康食品で、健康を取り戻したお客様に出会うことが、喜びの原動力になっております。 しかし健康食品がよいと言ってそれだけで、食事がすむわけではありません。基本は毎日の食事にありますので、バランスよく、 毎日の食事を摂取する必要があります。
医聖ヒポクラテスの提言
西暦BC500年位昔、医療の基礎を築いたといるヒポクラテスの言葉が、残っています。人間は自然の一部だ、病気は自然から離れることから 始まったという言葉です。原始時代、人間は、太陽の光で目覚め、日が暮れると休んでいました。自然と共に暮らして、生活していました。狩猟民族は、 山で狩りをして野の獣や木の実を食べていたと思われます。大きな獣はなかなか手に入らず、虫や木の実などなど比較的に摂りやすいものは多くとれたでしょう。 現在は、毎日牛や豚の肉を食べていますが、このこと時代が自然から離れた生活ではないでしょうか。歯の並びを見ても、臼歯20本、前歯、8本  犬歯4本になっています。ご存知のように、臼歯は主に雑穀類、前歯で野菜類、犬歯は肉類を噛むように形ができています。肉食の恐竜の歯を見れば、 肉を噛み切る様に犬歯しかないようです。このことから、人間のより多く食べてよいものは、一番は玄米や麦などの雑穀類、その次に野菜類、 最後に肉類となります。これが、自然の理にかなった食事法になると思います。また、身土不二の原則からみても、遠洋のさかなマグロよりも、 近海の魚 鰯や鯵などを多く食べたほうがよいように思います。
酵素学との出会い
最近のブームは、酵素です。有名な先生は新谷弘美先生です。アメリカで開業されて、30万人近くの腸を見られて、研究されています。 また芸能人や有名人も先生を主治医として、絶賛されています。独自の食生活法を確立しています。特に酵素に対しては、ミラクル酵素と言って先生の 健康法の根幹になっています。
エドワードハウエルは、1985年まで、酵素の研究をしていました。約50年余りの研究ですばらしい成果を上げています。現在、酵素に関係する様々な論文や 研究がされていますが、エドワードハウエルの研究が土台になっています。特にこの中でエスキモーの研究がされています。エスキモーは自給自足の生活をして、 魚類は万年雪から溶かして食べアザラシの肉などの他、内臓に含まれる植物を食べています。当時、3000人のエスキモーを調べた結果、 高血圧や動脈硬化などの病気がなく、肥満は一人だけあったようです。エスキモーは大量の脂肪を摂取していますが、肥満がいないのは、驚きです。 1926年の調査では、142人中血圧も正常で心臓疾患や腎臓病などがいなかったようです。が挙げられます。エスキモーとは、生肉を食べる民族という意味 ですが、生ということは、酵素が多く含まれているということです。
人間の寿命は、この酵素を多く消費すればするほど、短くなるということです。酵素を浪費しない生活が重要です。具体的には、スナック菓子や 白砂糖・質の悪い油を摂ると、酵素は必要以上浪費してしまいます。酵素は摂氏48度以上になると減少して摂氏60度で死滅してしますのです。 医聖ヒポクラテスは『火食は、過食に通ず』というように、火を通すと酵素が減ります。過熱食のみでは、酵素を浪費します。
そして、なるべく酵素を多く食べる工夫が必要です。酵素を多く含む食品を多く摂ることが重要です。果物、野菜、発酵食品には多くの酵素が含まれています。
5、健康とは
食生活は、とても重要であると感じていましたがそれだけでなく、健康とは生活全体を改善しないといけないことを感じます。 ライフスタイルを変える必要があります。所謂、食事・運動・睡眠・排泄のバランスがスムーズになることがとても重要だと感じています。
食生活
食事に関して、食生活の乱れがあります。服部栄養専門学校の服部幸應(ゆきお)先生は、80カ国の食事を研究しながら、 日本の食生活改善を訴えています。その中でよく話されるのが、『こしょく』問題です。孤食とは、ひとりで食べる習慣です。親は朝早く仕事に出かけていないで 子供一人食事をします。豊かな食卓とは言えません。次に固食です。これは、食が偏る固定化する傾向のことで、好きなものしか食べないことにより、 栄養が偏ります。また好き嫌いが多くなります。ニンジンが嫌いな子に、好きなハンバーグにニンジンを少しずつ入れて食べさせて慣れさせるような、 親の愛情が必要です。濃食とは、味付けがやたらと濃いことで、味覚が麻痺している証拠です。粉食とは、カップヌードルなど、小麦を使用した麺類が多くなる 傾向にあります。これも栄養が偏ります。以前聞いた話では、カップヌードルだけ、1週間食べたひとがいて、救急車で運ばれたことを聞いたことがあります。 『こしょく』問題は、食生活の乱れの一端ですが、総合的な食生活の教育、食育が、叫ばれています。日本の小学生に食卓の絵を描かせると、 必ず真中にテレビを描くそうです。これは世界80カ国の中で、日本だけのようで、テレビ中心で、家族の中の会話が少なくなります。 日本常識は世界の非常識になっています。また、小さい時に味覚は育つようで、加工食品ばかり食べているので、食物のもつ自然の旨みを感じないまま大人に なってしまい味覚音痴になってしまします。
運動
次に運動ですが人間は動物の側面があるために、運動する必要があります。しかし特にデスクワーク中心の仕事にしている方には、 これが不足がちです。気軽に毎日続けることが重要です。今はヨガやストレッチや様々なよい情報があります。チャレンジしてみてはどうでしょうか? ひとりでできない場合はジムに通ってみてはどうでしょうか?簡単にできる運動法もありますがなかなか続きません。以前講演会で、 何度も呼吸法の勉強を講師が教えるのですが、実際やっている人は無に等しいのです。生活のリズムを変えるということは、相当の努力が必要です。 一つの方策として楽しみを感じながら喜んでできる方法が良いのかもしれません。作家の竹村健一先生は、三日坊主でもよいと言っています。 3日しかできないことを、恥に思うのではなくそれでも良しとして気ままにまた他のものをやってみてもいいのではないかと言うのです。 特にシニア世代の皆様にはゆっくりと人生を楽しむ期間ではないかと思います。
睡眠
次は、睡眠です。丹羽耕三先生は特に睡眠のことを重要視しています。がんの方によく言われることはよく眠ることのようです。 睡眠は体の機能を回復させて、リセットしてくれます。睡眠で特に大切なホルモンの分泌が活発になります。成長ホルモン・奇跡のホルモンと呼ばれる メラトニン、神経伝達に関連するセロトニンなど体調を整えてくれる重要なホルモンです。また、眠りにはレム睡眠ノンレム睡眠があります。 ノンレム睡眠は深い眠りを意味します。深く眠ることで脳が休息できます。また、レム睡眠は浅い眠りを意味して、夢を見るのもこの時で記憶の整理が その時なされるようです。このように深い眠りと、浅い眠りを4、5回繰り返して、睡眠が進行します。単に眠ればよいのではなく深く眠ることが重要で この深さがないと、朝起きた時に疲れが回復していない場合があります。疲れが残っていると体に鞭をうちながら、仕事に出ないといけない人もおられると 思います。最近は不眠症の方が多くおられますが、運動不足が原因の場合も考えられます。
排泄
最後に排泄です。便秘で悩んでいる方が女性に多くいます。便秘は万病のもとです。便を停滞させていると、さまざまな毒素が体に 回ってしまいます。快便がとても重要です。便は体からの手紙(シグナル)です。目で分からないお腹の状態を、端的に物語っているのが便です。
よく良い便のことを、『やまぶきの なぎなた一本 紙いらず 量が多くて 香りまたよし』と言います。形はバナナ状で、色は黄色です。 水分が75%~80%ですんなり出ます。逆に不健康な便は、水分が多かったり少なかったりします。また色は、黒いほど病気の前兆を表します。 また切れが良すぎても悪くてもいので、痔になってしまします。また、便が臭い場合は、大腸が汚れているのでなるべく動物性のものを控えて、 野菜など食物繊維を多く摂ることをお勧めします。便秘の場合は、便がコロコロになり黒い便になります。便の理想は赤ちゃんの便で悪玉菌が いないので臭くありません。
メンタルケアー
健康のもう一つのファクターとして、メンタルな面が考えられます。心身症といって心の思いが体に現れる病気があります。 ニューサイエンスの世界では、漆の葉ではなく栗の葉を漆の葉と思い込ませると、触っただけでかぶれるという現象が現れます。心が思い込むとそれが、 物質世界でも現れるという現象です。ブラセボ効果といって薬でない小麦粉で作った錠剤を、薬と思い込ませるだけで病気が回復するという現象です。 医薬品を試すときはこのような実験をするそうです。これは科学的には、矛盾するようですが、メンタルな世界では通じることです。ですから、 メンタルな部分でストレスを感じることが重なると体調が悪くなることがあるのです。精神的な世界での自己コントロールがとても重要だと思います。 東洋医学では、よく怒りは、肝臓を傷つけるといいます。気をもむと胃腸によくないとも言います。健康はメンタルな面とフィジカルな面と両面で ケアーしていく必要があると思います。
6、まとめ
五感を大切にする時代
野生動物は、いつも死に直面しています。餌をとるのも、生死がかかっているので、真剣勝負です。また、餌を食べている時が、 一番狙われるときなので、食べながら警戒しながら食べています。また、何を食べてよいか悪いか、一瞬にして判断して食べます。五感を研ぎ澄まして、 判断しているのだと思います。誰も教えてくれないので、自己責任で食べています。本来人間もこのような五感を持っていたと思いますが自然から離れて しまいこの力が、鈍っています。さまざまな食品を私たちは食べますが、これが体に必要なものかそうでないかを一番知っているのは、自分であると思います。 よく舌先で調べるといいますが、すこしなめて判断すると聞いたことがあります。そんなに鋭い感覚は無くなっていますが、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚を 使用して判断する必要があります。人間の場合もうひとつ第六感(six sense)がありますが、総合的に判断する必要があると思います。つまり、 人間には何がよいか悪いかを判断する力があるので、それを研ぎ澄ます必要があると思います。以上今回紹介した内容も、皆様の五感でこれから判断して 頂けば幸いです。