特徴 |
果糖は蜂蜜の主成分です。甘みは砂糖の1.5倍です。 |
果糖は”甘味の女王”と言われ、私たちに馴染みの深い蜂蜜のシャープな甘味は果糖が約40%含まれているからです。
又、日常の果物のまろやかで上品な甘味も果糖の甘さによるものです。 なお特長として低温になると甘みが増します。 |
コレステロールの生成量が少ないです。(下図) 代謝表 |
糖 類 |
血清コレステロールmg/dl |
グルコース(ブドウ糖) |
236 |
フルクトース(果糖) |
180 |
マルトース(麦芽糖) |
283 |
シュクロース(砂糖) |
303 |
ラクトース(乳糖) |
387 |
デキストリン15 |
235 |
バレイショデンプン |
258 |
トウモロコシデンプン |
188 |
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カロリーも砂糖に比べて低いです。 (食品100gあたりのキロカロリー ) |
白米 |
砂糖 |
果糖 |
小麦 |
バター |
362 |
385 |
368 |
361 |
716 |
サラダオイル |
にんじん |
チョコレート |
マヨネーズ |
卵 |
884 |
42 |
503 |
708 |
164 |
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健康をつくる果糖の利用法 |
スポーツドリンクとして |
現在、すでに果糖入りのものが販売されていますが、激しいスポーツを考慮すると、今のものより果糖の濃度を
上げるのがよいかもしれません。特にマラソンや、最近流行の鉄人レース、トライアスロンのように、全身エネルギーを消耗しながら競う
スポーツには、途中で果糖入りのレモン水など補給するとエネルギー源として最適と思われ ます。 |
ワイン・ビールなどの発酵に |
使用すると、最良の酒ができることが認識され始めました。発酵に使用する果糖は、
高品質のものが要求さますが、果糖製造技術がその基準を満たしているので心配ありません。 |
クリーム・アイスクリームに |
使用すれば品のいい味に仕上がり、子供や女性にもよい影響をもたらします。
赤ちゃんの離乳食にも安心です。 |
冷菓、ゼリーに |
子供の健康を考えたときに安全です。 |
コーヒー、紅茶、料理、果物に |
味と香りを引き立てて、口当たりが非常によいです。 |
パン、ケーキ、クッキーに |
果糖の保湿性により、新鮮さを保ちます。また、速やかに変化するので焼き上げ時間を短縮します。 |
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果実酒づくりに最適です |
果物と果糖の成分が調和して美味しい果実酒が出来ます。果糖のもつ浸透圧(エキスを引き出す力)が、
氷砂糖の2倍、 熟成期を短縮します。味は上品でさわやかです。
例: ホワイトリッカー1.8L 果物1Kgに果糖は氷砂糖の半分500gでOKです。 |
果糖ジュース |
材料 ブドウ、グレープフルーツなど果汁の多い果物 果糖 酒類作り方
1、ブドウ2kgを水で洗います。
2、皮が破れる程度に手でつぶしながらビン、カメのなかに入れます。
3、果糖は最低500g、1kgでも良いです。
4、異常発酵を防ぐために20~50度のアルコール(焼酎)を200~300ml入れます。
飲み方 約2~3倍に薄めてお飲みください。アルコールは1%以下になます。 |
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梅酒 |
材料 青梅1kg ホワイトリカー1.8L 杏仁50g 果糖300g
作り方
1、良く水洗いした梅をざるに上げて水気をきり、爪楊枝か竹串でへたを取り除きます。
2、乾いたふきんで一粒ずつ丁寧に水気をきり ホワイトリッカーに漬けます。
3、杏仁を加えます。
4、果糖を加えて密閉し、冷暗所に保存します。
約1週間後、容器を軽く揺らすと 成分が早く侵出します。
1ヶ月後から召し上がれますが、種子が完全に熟成するまで1年かかります。
熟成したら実は引き上げます。
飲み方 甘味を加えた梅酒はストレートでお召し上がりください。
協調性に富んだ風味なのでカクテルにも最適です。 |