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電磁波問題

電気毛布の危険性
 ある電気毛布を測定したところ、最も高いところで54ミリガウスという数値が出た。このような強い電磁波を長時間被曝すると、 乳がん、白血病、流産など異常出産といった影響をもたらすという研究結果が報告されている。
 その代表的な研究が、86年、コロラド大学のナンシー・ワルトハイマ一博士とエド・リーバ一博士が発表した 「妊娠初期に電気毛布を使用すると流産や異常出産の確率が高くなる」という疫学調査の結果だった。

 電磁波の影響は、近いところほど、また、長時間に渡ってくり返し使用されるほど大きくなる。電気毛布の場合、密着して長い時間使うため、 最も影響の出る使い方である。また、電磁波の影響は細胞分裂が盛んな時期ほど受けやすい。その結果、 流産や異常出産の多発として影響が現われたとみられる。
 アメリカ・ワシントン大学デタン・リー教授の最近の調査によると、先天性異常で生まれた赤ちゃんの母親を調べたところ、 電気毛布の影響はとくにないという結果が出た。しかし、その中で赤ちゃんが生まれにくい母親37人に限って比較したとき、 電気毛布を使用した人は、使用しない人に比べて、赤ちゃんの先天性異常の発生の割合が極めて高かった。しかも使用時間が 長いほど起きやすいことが分かった。妊娠してからの使用で、59時間以内の場合は使用しない人に比べて1.9倍の発生率であるのに対して、 60時間を超えると6.2倍に達したのである。

 また、90年に発表されたノースカロライナ大学のサビッツ教授が行った小児がんの研究は、症例252人に対照群222人を設定し、 聞き取り調査をしたものである。それによると、妊娠中に電気毛布を使用した場合、その子供が脳腫瘍になる確率は、 使用しないケースに比べて約2.5倍であった。

 電磁波は、距離をとることによって安全な生活を送ることができるが、距離をとれない製品に関しては、時間を短くするしか対策はない。 現状では、長時間使用する電気毛布の使用は控えたほうがいいだろう。(電磁波汚染 天笠啓祐)
オーガニック電気毛布